地に足ついてない系フォトグラファー      写真撮りに世界一周

30代 フォトグラファー夫婦 思い立って世界一周始めました。

エジプトの宿でてんやわんや。続編。

宇宙と交信してるみたい。

 

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こんにちは。地に足ついてない系フォトグラファーブログのみえこです。

 

 

インスタもやってます。

https://instagram.com/kpg316/

 

 

20180616

 

テイクアウトのサンドイッチを買いに行く少し前。

 

 

我らは、2人でカイロの街を宿を探してさまよっておりました。

 

今日移動したばかりの例のホテルは明日チェックアウトだけれど

明日泊まる宿がまだ決まっていないからです。

 

 

とりあえず

カイロ内での移動なので実際に部屋を見せてもらってから決める方式で

歩いて探そうということになった訳です。

 

が。

 

中々、条件的(もっぱら予算)に折り合いがつくところがなく。

 

 

個室だとどこも

バスルーム付きで500ポンド(約3100円)

共用バスルームで400ポンド(約2500円)

 

くらいが相場のようで…

 

3〜4件回って、もうそろそろ疲れてきたかなという時に

1件の宿の看板を見つけました。

 

例のごとく、廃ビルかというような入り口ですが上の階に宿があるらしく

2人でビルに入ろうとすると

 

ビルの手前に椅子出して腰掛けていたおじさんが声をかけてきました。

 

 

「どうしたの??何か手伝おうか??」

 

「実は宿を探していて。ここの宿を見せてもらおうかと」

 

「そうかそうか。僕はこのホテルのマネージャーなんだけど

すごくいい部屋があるよ!!エアコン・バスルーム・朝食付きで500ポンドだけど、

おまけして400ポンドでいいよ!!!」

 

 

お。それは気になる。

しかし、この人は本当にここの宿の人なのか? 

 

「部屋を見せてもらうことはできる?」

 

「今日は部屋がいっぱいだから見せれないけど、このすぐ近くに

支店のホテルがあるからそこを案内してあげるから付いて来なさい!!」

 

 

と言われ、

 

なんか、

よく分からないうちに、おじさんに付いて行くことになりました。

 

 

この人本当にマネージャーなのか??

高まる不信感。

 

 

5分くらい歩いてボロボロのビルの15階に登ると綺麗なホテルの受付があった。

 

 

受付のお兄さんにおじさんがアラビア語で話しかけ、

部屋を見せてもらうことに。

 

 

 

ドアを開けてびっくり

 

 

部屋の一面に大きな窓があり、カイロの街が一望できる!!!

 

 

ダブルベッドとシングルベッドが一台ずつ

バスルームにはバスタブまである!!

テレビ・冷蔵庫完備。

 

お兄さんが

「うちで一番いい部屋だから」

と嬉しそうに言っていた。

 

 

確かにいい部屋。

 

 

気になるお値段は

「500ポンド(約3100円)」

 

さっきのおじさんが、500ポンドの部屋を400ポンドにしてくれるって言ってたけど、ここでは適用されないのだろうか…

 

と、思いながら 

「2泊するからおまけして」

とお願いしてみる。

 

 

あっさりOK。

 

かくして明日からの宿が無事決まりました。

 

フロントで待っていたおじさんが

 

「部屋を気に入ってくれたみたいでよかった」

 

と嬉しそうにしていた。

 

ありがとうおじさん。

 

ちょっと、怪しいとか思ってしまってごめんね。

 

 

 

 

ところが。

エレベーターで一階に降りておじさんにお礼を言ってさよならしようとすると

 

おじさんが、なかなか帰ろうとしない。

そして一言、

「君たちに親切にしたから、僕のお願いも聞いて欲しい。」

と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キターーーーーーーーーーーーーーーー

(゚∀゚)!!!!!!

 

 

 

やっぱり親切だけでは終わらなかったか!!!

 

バクシーシか!?お金を要求されるのか!?

 

 

 

 

するとおじさんが

「実は、明後日、僕の娘の結婚式をするんだ」

と言い出した。 

 

 

 

え???

 

 

 

 

 

 

 

結婚式!?

 

 

 

 

 

・・・ 

 

 

「私たち写真撮りましょうかっ!?」

 

 

いや、むしろ撮らせて!!!!

エジプトの結婚式なんて見たことない!!!!!

 

思わず2人で前のめりでおじさんに迫る。

 

おめでとうオーラ全開の我ら2人におじさんちょっと後ずさり。

そして、別に喜ぶ様子もなく

 

 

 

 

「いや、写真はいらないんだけど、お酒が欲しい」

と。

 

 

 

「???」

 

 

要約すると、

結婚式でたくさんのゲストに高級なウイスキーを振る舞いたい。

しかし、この国ではお酒がべらぼうに高い。

外国人である君らなら、免税店で安く入手できる。

 

つまり

お金払うから、お酒買って来て。

 

 

ということのようです。

 

 

 

 

んーーーーーーーーーーーーーーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんかヤダ。 

 

 

 

 

 

 

 

おじさんには申し訳ないけどお断りしました。

 

 

おじさんは、何回も「なんで??君たちは全く損しないじゃないか」

と言っていたけれど

 

「自分たちのポリシーだから。」

と断った。

 

 

本当に結婚式だったら、是非とも何かお祝いして差し上げたいけれども

 

なんかちょっと様子がおかしいし。

 

 

 

後からネットで情報を探してみると、娘やら兄弟やらいとこやらの結婚式を理由にして、お酒の転売目的で免税店での購入を旅行者に頼むというのは良くある手口らしい。

 

 

まぁ、詐欺とまではいかないんでしょうけども。

 

 

はしゃいで損した。

 

 

 

いや。本当に娘の結婚式かもしれないしな。

でも、2日後おじさんに会った時もまだ

「明後日、結婚式」って言ってたから、かなりの確率でウソかな。

 

ちなみにおじさんは翌日以降も私たちが最初に入ろうとしたホテルのビルの前に椅子出して座っていた。

 

 

今となっては、支店のホテルじゃないんじゃないかと思っている。

 

よそのホテルのお客さんを横取りしてるんじゃないかと…

 

おそるべし、エジプト。

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

 

おじさんのホテルへ引っ越し中

 

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 なかなか暑い

 

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おめでたい感じの旗の下をくぐりホテルのあるビルへ向かう。

 

ビルの前に停められた車

 

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犬!!!

 

 

 

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このサイズの犬が車の上に寝てるのは、日本ではなかなかお目にかかれない。

 

カメラを向けたらこの後、犬が怒って車から飛び降り、こっちに歩いて来たから

「ごめんなさい!!」

って言って逃げるゆうじ。

 

 

 

 

 

 

昨日、おじさんのお願いを断ったから部屋用意されてないんじゃないかと心配したけど

ちゃんと部屋が用意されてた。

 

 

よかった。

 

 

ホテル自体もすごく綺麗でスタッフも感じがいい。

他に泊まってるお客さんも小さな子さん連れの家族とか、ハートウォーミング(?)な人たちが多い。

 

ちょっと不思議なことは多いけど。

 

 

ホテルの謎 その①

エレベーターに乗ると毎回コーランみたいなのが流れる。

 

15階まで上り下りするから結構長い時間聞かなくちゃいけない。

 

毎回、流れ始めるとビクッとする。

 

 

 

 

 

ホテルの謎 その②

 

渡されたホテルの鍵こちら

 

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 ちなみに我々の部屋は 402号室。

 

 

 

しかもこの鍵でちゃんとドアが開く。

 

外から戻った時、602号室のドアを探しそうになって困る。

 

 

 

 

ホテルの謎その③

 

トイレットペーパーホルダーは設置されているがトイレットペーパーがない。

 

 

受付にもらいに行ったら

 

「買ってこないと無いから、ちょっと待ってて」

と言われた。

 

 

そして、結局最後までもらえなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、部屋からの景色はとっても綺麗。

 

 

 

 

 

 

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左端に写っているのは カイロタワー。

 

カイロ博物館(エジプト考古学博物館)もすぐ近く。

目の前に流れているのはナイル河。

 

 

これが、部屋の窓から見える。

部屋からナイル河が見えるって、そんなこと日本に住んでたらなかなかないよ???

 

 

 

 

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夜も綺麗。

 

 

 

そして、このホテルの近所のカフェで嬉しい再会をした。

 

 

初日にコシャリ屋に案内してくれた女の子を発見。

というか、向こうが見つけてくれた。

 

初日に会った時はヒジャブを巻いてたはずなんだけど

再会した時にはヒジャブを巻いていなかったコシャリちゃん。

 

なので、コシャリちゃんだと気づくのに少し時間がかかった。

 

 

「???」

 

ヒジャブって、つけたり外したりできるものなのか??

 

あまりにも知識がなさすぎて、つっこんで聞けなかった。

 

そのまま、カフェで一緒にお茶をすることに。

彼女が吸ってる シーシャ(水タバコ)も一口だけトライさせてもらった。

 

 

 

彼女が一生懸命、

「なぜ、みんな海外の人はエジプトに来ないんだろう。

みんな、エジプトは危険だって言うけど、こんなに安全なのに。

もっと、たくさんの人にエジプトを訪れて欲しい!!」

 

と言っていた。

 

 

コシャリちゃんと一緒にいた穏やかそうな男性は

英語が全く話せないみたいだったけど、

ずっとニコニコして私たちが喋るのをみていた。

(ちなみにコシャリ屋に案内してくれた時に一緒にいたのとは別の男性)

 

 

 最後には、私が飲んだ分のお茶代も支払ってくれたコシャリちゃん。

 

「ここはエジプトだから!!私の国だから!!あなた達はゲストだからご馳走する!!!」

 

と言ってくれた。

 

 そういえば、

エジプトに来て、街ですれ違う人達から笑顔で「 Welcome to エジプト!」って

150回は言われたと思う。 ーゆうじ調べー

 

ちっちゃい嘘ついたり、せからしい人も多いけど

みんな、どこか憎めなくて

そして、それ以上に人懐っこくて素敵な人が多い国だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

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