地に足ついてない系フォトグラファー      写真撮りに世界一周

30代 フォトグラファー夫婦 思い立って世界一周始めました。

イスタンブールで親日国とは何かについて考えた日。

 

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朝起きたらゆうじがミイラみたいになってた。

 

 

おはようございます。地に足ついてない系フォトグラファーブログのみえこです。

 

 

インスタもやってます。

https://instagram.com/kpg316/

 

 あまりにも前回から更新が開きすぎて、なぜゆうじがこんなことになっているのか思い出せない方はこちらから復習お願いします。

 

kuraphoto.hatenablog.com

 

20180621

 

 さて、

アテネ空港で夜を明かした我々は、

エーゲ航空でトルコ、イスタンブールへ向かいます。

 

 

機内では、ゆうじオレンジジュースを貰えない事件に見舞われるも無事到着。

 

ジュリアロバーツAが忙しすぎてオーダーを(ゆうじのだけ)忘れる。別のジュリアロバーツBにお願いするも、その人も忘れる。機内食のサンド食べた後に口の水分全部持っていかれてカピカピになったまま我慢。大人なのにジュース何回も催促するのもちょっと… 口の中カピカピのまま途方にくれる。最終的には2回目に頼んだジュリアロバーツBが廊下を通った時にカピカピの顔を見て思い出したらしく、「ごめんねー」って申し訳なさそうに持って来てくれた。

もう、可愛いから全部許す。

 

 

空港到着後、地下鉄で市内へ。

 

 

トラムに乗り換えて、宿の最寄駅まで向かいます。

今回の宿は、ブルーモスクのすぐ近く!!

 

 

トラムを降りて、出口はどっちかなとちょっとキョロキョロしたら

ホームにいた警察官二人組が声をかけてくれた。

 

「君たち、日本人??」 

「どこに行きたいの?」

 

実は、なんとなくグーグルマップで道順は分かってるんだけど

とても感じよく聞かれたので宿の住所を見せてみる

 

警察官Aがモタモタしながら道順を丁寧に説明してくれる。

 

その横で警察官Bがスマホで何かを検索中。

きっとスマホ画面で説明してくれるのかと思ったら、

 おもむろに顔を上げて叫ぶ。

 

「23!!」

 

「はい??(宿の番地かな?)」

 

 

「見て!次の日本戦(サッカーW杯)は23日だよ!!」

 

って。

 

 

 

 

サッカーかい!!!

警察官Bよ。ずっとそれ検索しとったんかい。

 

AとB2人で「日本頑張れー!!」と盛り上がる。

ありがたい。

ありがたいけどね。

 

私たちの後ろで、本当に困った風の旅人が警察官の順番を待ってますけど。

 

早速自由な人たちを見た。

 

トルコ面白いな。

 

でも、この後「日本大好き」というトルコ人について考えさせられることに…

 

 

 

 

 

今回の宿は、ブルーモスクのすぐ近く。

 

イスタンブールでも特に観光客の多い、観光地ど真ん中にあるホテルです。

 

 

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あ。

ブルーモスクが

見えてる。見えてる。

 

 

 

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ブルーモスクを通り過ぎ、路地を歩いて…

 

 

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猫に睨まれ…

 

 

なお進む。

 

やっとホテル到着!!!

 

アンティークホステル

 

という名前の宿ですが、

その名の通りアンティークな雰囲気のおしゃれな内装でした。

 

部屋の鍵までおしゃれ。

 

 

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そして共有スペースがこれまた素敵。

 

ソファに座って見えるのがこちら。

 

 

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こんな景色を見ながら朝ごはんが食べられる。

 

なんて幸せ。

 

トルコ好き。

 

もう好き。

 

 

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 宿の朝ごはん。

 

チーズにオリーブ

 

 

 幸せ。

 

 

 

さて、そんな宿ですが。

 

 

観光地ど真ん中だけあって、周りにはお土産物屋さんや絨毯を売っているお店などがたくさんあります。

 

 

私が宿で一休みしている間に、ゆうじは近所にお散歩に出かけました。

 

 

10分後、私も表に出てみようと思い部屋の鍵をかけゆうじを探しに出発。

 

 

宿の前の路地に出ればすぐに見つかるかと思ったんですが…

 

 

宿を出てキョロキョロしていると、路地にいたおじさんが日本語で声をかけて来ました。

 

「友達探してるの??」

 

「旦那さん探してるんですけど、大丈夫でーす」

とさらっとかわそうとするも、なおも声をかけてくるおじさん。

 

「日本人の男の人??」

「こっちにいるよ!」

 

と言われ、思わず足を止めるみえこ。

 

 

宿の真ん前にあるお土産物屋さんに入って行くおじさん。

 

 

え?ゆうじお土産物屋にいるのかな。

 

 

おじさん、店の人にトルコ語で声をかけ、お店の人は2階を指差す。

 

 

おじさん、階段を登って行く。

 

え?ゆうじお土産物屋の2階にいるのかな。

 

 

2階に登るとお店の人と向かい合って座り話をしている20代前半くらいのアジア人男性がいた。

 

 

おじさんが、彼を指差し

「この人でしょ??」と嬉しそうに聞く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いえ。違います。」

 

 

 

 

何が何やらわからず、ぽかんとした顔でこちらを見つめるアジア人男性。

 

「日本の方ですか??」

と聞いたら

 

 

「韓国人です。」

 

 

 

 と言われました。

 

 

おじさん、違うやないか。

 

 

おじさん、

「え?違うの?

あ、じゃぁさっき向かい隣の店に入っていった日本人かも。」

 

と、なおも案内してくれる。

 

 

多分違うと思うけど

なんか、面白そうだからついて行ってみることに。

 

 

今度は絨毯屋だった。

 

 

え?ゆうじ、絨毯買いに来てるのかな。

な訳ないだろうなと思いながらもおじさんの後を進む。

 

 

おじさんお店の人に声をかけ、最上階へ。

 

 最上階に行くと、それはそれは流暢な日本語を話す5、60代の男性が出て来た。

 

笑顔で

「どうされました?友達探してるの?」

 

「主人を探しておりまして…」

 

「さっき、日本人の夫婦は来たけど、男性一人では来てないなー」

 

「そうですか。ありがとうございます。」

 

「よかったら、お茶でも飲んで行きませんか?」

 

「いえいえ。結構です。」

 

 

「遠慮しないで!!これはね。トルコの文化だから。お客さんにはお茶を出してもてなすんだよ。」

 

 

「ありがとうございます。でも、彼は部屋の鍵を持ってないので戻ります。」

 

「もし、彼が君を探しに来たらわかるように彼の特徴を教えて?」

 

「白髪のくるくるヘアーですんで、すぐわかると思います。」

 

 

「わかったよ。ここは日本人の人がよく立ち寄ってくれるお店だから、何か困ったことがあったらいつでも来てね。」

 

 

「ご丁寧にありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでだと

 

 

 

めっちゃいい人じゃない????

ちょっとだけしつこかったけど。

 

 

 

トルコは親日国っていうもんなー。

さすがだなー。

でも、知らない人から食べ物とか飲み物もらったらダメって言われてるので

みえこは帰ります。

一人で勝手におじさんについて言った時点でダメだと言われるだろうけど。

 

 

一階に降りると、その絨毯屋の客引きのお兄さんがニコニコしながら日本語で声をかけて来た。

 

 

「日本のどこから来たの??」

 

「僕も日本行きたいんだよねー」

 

と。

 

もう帰りたいんだけどなーと思いながら

適当にお話をしていたら、道の向こうからゆうじが歩いて来た。

 

 

「あ!!!!ゆうじー!!!」

と手を振る。

 

 

すると、そのお兄さんが

「え?あの人、友達??」

 

 

もう、めんどくさいので

「うん。」

 

と答えるみえこ。

 

 

すると、彼が

嫌そうな顔をして

 

「あいつは、頭悪いやつだ。」

 

とぼそっと言い放つ。

 

 

ん??????

 

 

聞き間違いかな????

ゆうじのヘアスタイルがおかしいって言いたいのかな?

日本語難しいもんね。

 

 

 

と勝手に解釈してお兄さんにさよならをした。

 

 

ゆうじにさっきまでの一部始終を話すと

ゆうじ大爆笑。

特に、絨毯屋の最上階まで行った話をすると

「みえこがラスボスのところまで行ってきたようだ」

とケタケタ笑われた。

 

ラスボス=お茶を勧めてくれたおじさん

 

 

 

 

 

彼が散歩に行く前に、ネットで一生懸命仕入れた情報によると

 

 

イスタンブールの観光地ど真ん中のこの通りはお土産物や絨毯屋が非常に多いらしく、日本人をターゲットにした詐欺のようなものもすごく多いらしい。

( イスタンブール 治安 で検索するといっぱい出てくるんだって)

 

仲良くなって、気づいたら最終的には絨毯を高い金額で買っていたとか。

まぁ、詐欺と呼べるのかどうかというギリギリのところではあると思うけど。

 

 

さっきの絨毯屋の客引きのお兄さんにもゆうじは

 

ものすごくものすごーーーーーーーーーーーーーーく

しつこくお茶を勧められたらしい。

 

あまりに応じなかったら、途中

「もう、どっかいけよ。」

と言われたそうだ。

「わかった。じゃあね。」

と立ち去ろうとすると、

「うそうそ。ごめんね。僕ら友達でしょ?」

だって。

 

 

結局、ゆうじはお茶を断って帰ってきたらしいけど。

 

それで、あのお兄さんゆうじのこと悪く言ったんだな。

 

あいつめ。

うちの旦那に向かって。

後からこみ上げてくる怒り。

 

まぁそれはさておき。

 

こういった人達のポイントは、主に日本人を相手にしているというところ。

そして、まず仲良くなる。友達になる。というところ。

 

仲良くなったり、親切にしてもらったりすると断りづらい

 

という日本人の性質をうまく利用しているんだって。

で、断られたりするとガラッと雰囲気が変わってさっきみたいに

乱暴な言葉で突き放したりするらしい。

 

今まで、ニコニコ親切にしてくれてた人に急にそんな風に扱われると、

「断って悪かったかな…」と思って、萎縮して言うこと聞いちゃう人が多いのも日本人の特徴らしい。

 

 

その辺の駆け引きが非常にうまいらしく。

 

 

そして、みんなものすごく日本語がうまい。

 

そういうビジネス(?)を手伝っている人の中に日本人がいたりもするらしく。

日本語を教えたり、日本人が信用しやすい会話の持っていき方なんかも教えてるんだろうなと思う。

 

 

 

実際、ブルーモスク前の公園では、結構な人数の爽やかトルコ人青年に日本語で声をかけられた。

 

なんでそんなに日本語が上手なの?と聞くと

彼らは決まって、

「日本語とトルコの言葉は文法なんかがとてもよく似てるんですよ。それに、トルコには日本を大好きな人がとても多いから、日本語を喋れる人が多い」

 

と言っていた。

 

でも、日本人観光客が特に多いそのエリアを離れると流暢な日本語で声をかけてくる人の数がぐんと減る。

 

 

 

そして余談だけど、ゆうじ調べによると、日本語が喋れる人は見た目も日本人が好きそうな細身の爽やか青年率が高いらしく。

 

 

終いには、見た目だけで日本語が喋れる客引きがどうかを当てれるようになっていた。

 

 

 

もちろん、この国には本当に親切な人も多いと思う。

トラムの駅であった警察官とか。

 

 

ただ、そういう人たちは大体、日本語を流暢には話さない。

 

 

トルコ=親日

と思ってたけど、いいお客さんだから日本人が好きって人もイスタンブールには多いんだろうな…

 

 

今更ながら、大人の事情を垣間見たのでした。

 

 

次回は、トルコ観光のお話。

 

 

 

 

 

 

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